STEP3. Theマイペース

「はじめまして。山園琉唯っていいます。よろしくおねがいします。」

転校生…山園琉唯は深々と頭を下げる。

「好きなことは髪を切ることです。将来の夢は美容師になる事です。なかよくしてください。」

クラスの中がシーンとなっている。

「先生、私の席はどこですか。」

急に話を変えていく琉唯。

「…えっ、あ、あそこ。窓際の一番後ろ。」

と小川先生は悠希の隣の席を指さす。

琉唯は席に着くと小川先生が

「あ、星守ちゃん。隣の席だし、校舎案内とかしてくれないかな?」

といった。

校舎案内なんて、今までろくに友達がいなかった悠希にとってはかなりハードルが高い。

「…えっ?私ですか?」

キョトンとした顔で小川先生を見る。

「そう。星守ちゃん、頼んでいいかな?」

と小川先生がとびきりのスマイルで返してきたので、

「…はい。」

と悠希は言うしか無かった。

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ホームルームも終わり、本来なら帰路につくはずが悠希は校舎案内役に任命されてしまったがために放課後も少し残らないといけなくなった。

「あ、名前なんていうの?」

琉唯は悠希に聞いた。

「…星守 悠希です。今日はよろしくお願いしましゅ。」

緊張のせいか悠希はナチュラルに噛んだ。

「あははっ、悠希っておもしろいね。」

勢いよく顔を上げる悠希。

「ん?どうしたの?」

きょとんと悠希を見つめる琉唯。

「い、いきなり呼び捨てです…か?」

「いいじゃん、これから仲良くなるんだから。」

なんて強引…!と悠希は思った。

「で、どこから行くの?私、こっち行きたい。」

悠希の案内なしにづかづかと進んでいく琉唯。

「ちょ、ちょっと、山園さん!まって〜!」

急いで琉唯を追いかける悠希。

「あ、そっち1年生の教室…!ま、まって〜!」





ラブライブ!AGAIN!!

『もう一度あの輝きを…!』 μ'sがラブライブを優勝してから、50年…。スクールアイドルの人気は衰えつつあった。各地からスクールアイドルが消えていく中、もう一度スクールアイドルの輝きを取り戻すべく立ち上がった9人の少女達がいた…! ≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣ ラブライブ!AGAIN!!はnana、Twitterで活動を行っています ≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣≣

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